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早急に改善するべき【セットプレイのDF】
本日は早急に改善するべき「セットプレイのディフェンス」についてやっていきます。
国内トップのフットサルリーグ「Fリーグ」の試合で実際にあったシーンを利用して解説していきます!!
チームのレベルが拮抗している時や相手のレベルが高くチャンスが少ない時に決めたいのがセットプレイ。特にフットサルの場合はコートが狭くキックインで始まるため非常にチャンスとなります。
一方、ディフェンス側は1点を争うゲーム展開でのセットプレイは非常に緊張します。もしも、ここで決められてしまったら...その1秒のために各チームでは日頃からトレーニングを積んで適切なポジションを取れるようトレーニングに励んでいます。
私が所属していた名古屋オーシャンズでもミスは出ますし日々トレーニングを積んでいる国内トップレベルのチームであってもミスは発生します。大事なことはそのミスの原因と要因を見極め大一番で出ないようにすることです。
シーズンをいい形で終わらせるためにも原因を見つけ改善していくことはチームとして最大の責務です。
特にトレーニング頻度が少ない中でレベルアップしたいと思っているチーム関係者の場合はこのブログを共有して効率よくトレーニングしていくことをお勧めします。
まずは実際のプレイからをみてみましょう。

    INDEX

  1. 状況の確認
  2. DFが抱える2つの意識
  3. 正しいポジショニングとは
  4. DFの最大の原因
【動画】20秒から始まるCKのプレイ 得点にはならなかったが一瞬の隙をつかれたシーン

状況の確認

まずはセットプレイの基本ポジションを確認、整理しておこう。コーナーキックの際の基本ポジションとして下の図のような形がベースとなる。
②と③でボールサイドを守り、④がその中央をカバーリング。⑤は相手の状況によってポジションは異なるが大外の選手を見るのが基本陣形となる。これまでフットサルトレーニングを積んできた読者であればこのポジショニングはそんなに問題ないだろう。この守り方を前提に話を進めていきます。
それでは上記動画の状況について確認していこう。
キッカーが蹴ったボールがDF②の股を通り通過、ゴレイロも中のディフェンダーも触れず、相手選手が大外で合わせた。
シュートは外れたがこのシーンだけでいくつもの修正点が浮かび上がってくる。皆さんはこのシーンでどこに問題があったかわかるだろうか?改善をしていくためには原因と要因を明確にし1つ1つ修正をしていくことで着実にレベルアップする。
これらの改善点をクリアしていくことで大事な局面でしっかりと守りきる力がついてくるので普段あまりトレーニングができないチームではいち早く共有していただき、全員のフットサルリテラシーを高めていこう。

DFが抱える2つの意識

まず1つ目は
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【またボール取られるの?】トップが知る3次元空間
なぜか、ミスをしない人、ボールを失わない人っていますよね?
私が国内唯一の完全プロフットサルチーム「名古屋オーシャンズ」に所属していた時代に目の当たりにした取られない選手のスキルについて紹介していきたいと思います。

    INDEX

  1. わかっていても取れない選手
  2. 浮かしたパスはフットサル特有か?
  3. 取れない理由
  4. 3次元のコントロール

わかっていても取れない選手

試合中ボールをすぐに失ってしまう人は最後までしっかりと読んで「取られない選手」を目指してトレーニングしていきましょう。
皆さんもご存知の選手だと思いますが完山徹一(以下テツさん)選手がFリーグの立川府中アスレチックスでプレイしています。もう40代ではありますが現役でバリバリ活躍しています。その証拠にチームでは今シーズンもNo.10を付けてプレイしています。自分が名古屋オーシャンズにいた頃は同チームで練習後もテクニックを教えてもらう大先輩の一人でした。そのおかげでテツさんからは試合の中で使える実践テクを多く盗むことができました。
その中でも本当にうまいなと思うプレイがボールをチョコンとあげて出してくるパスです。トレーニングや紅白戦でどれだけプレスにいって追い込んでも"チョコン"とパスを出され、かわされてしまうことを何度も経験しました。浮かしてくるとわかっていながらも取れない。絶妙なタイミングと届かない高さで出してくるので相手にしたら本当に嫌な選手でした。この技術を習得することでボールロストを少なくし「あいつに預けておけば安心だ」という選手になれますので最後までトレーニングをしていきましょう。

"チョコン"と浮かしてくるパスにもたくさんのテクニックが隠れています。この隠れテクニックを知ることで相手が「取り所だ」と寄せてきたときにチャンスに変えることができるようになります。まずは実際のFリーグの試合の中からチョコンパスを見てみましょう。
動画[4:25]からスタートする場面
湘南のチームが縦にパスを出すシーンで少し浮かしたシーン
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【その動きは違う】世界一が教えるエントラリーニャス
2021FIFAフットサルワールドカップはポルトガルの優勝で幕を閉じましたが、MVPに選ばれたリカルジーニョとは一時期同じチームでしたがトレーニングの時から凄く真面目にプレイしていました。優勝おめでとうございます!

そんなリカルジーニョと当時監督として舎弟関係にあったのがアジウ氏。
アジウのフットサルは本当に戦略的で1つ1つのプレイに意味・目的がありました。
特にこだわりが強かったのがエントラリーニャスで研究し尽くされた解を彼は持っていました。名古屋に受け継がれる伝統芸「エントラリーニャス」をトレーニングしていきましょう。

    INDEX

  1. エントラリーニャスの定義
  2. メリット・デメリット
  3. 「永遠のテーマ」ついに決着か?
  4. [実例]動画で学ぶ
エントラリーニャスってなに?と思った方はYoutubeで熱く語ってますのでこちらをご覧ください。

エントラリーニャスの定義

エントラリーニャスを議論(議論といっても一人二役ですが...)する前にエントラリーニャスの定義をあげておきましょう。
(1)前に行くプレイ
(2)ディフェンス同士の間(ギャップ)で受けるプレイ
(3)フィジカルよりタイミング
(4)DFから意識が無くなった時のプレイ
(5)味方の状況を把握したプレイ
(1)前に行くプレイ
これは言うまでもなくゴール方向に向かったプレイで身体の向きは常に前向きであり、タメ(時間)を作るために受けるのではなくボールを受けたらスイッチを入れる機動するための動き
(2)ディフェンス同士の間(ギャップ)で受けるプレイ
フットサルではライン間とも言いますが、ボールを受ける場所はディフェンス同士のスペース。またワンタッチするだけの時間があるDFとの距離感。
(3)フィジカルよりタイミング
ワンツーのようにパスを出してトップスピードで(1)(2)に動くのではなく、味方のタイミングにランニングをしながら合わせ受ける場所を探る動き

(4)DFから意識が無くなった時のプレイ
ワンツーのように相手DFがまだ認識している間に動くのではなく、DFがボール保持者に意識がいき、自分への意識が薄れた瞬間に(1)(2)(3)で動くプレイ

(5)味方の状況を把握したプレイ
味方の判断・動きを的確にみて余力があると判断した場合に(1)(2)(3)(4)で動くプレイ
上記、(1)〜(4)の定義で話を進めていきましょう!!

メリット・デメリット

エントラリーニャスを議論する上で考えなければならないのが2つのコースについてです。1つはディフェンスの前を通過していくプレイ。
2つ目はディフェンスの背後をとるプレイ。余談ですがフットサルの黎明期を支えた選手たちの間でも「前派」「後派」の2大派閥があるくらい意見が割れることがあります。この"前後"どちらのコースを取れば良いのかまずは簡単にメリット・デメリットをまとめてみました。
通過するコースメリットデメリット
DFの前ディフェンスに意識を強く持たせることができる相手に捕まえられやすい
DFの後パスを受けることができれば置き去りタイミングが合わない
簡単に言えばディフェンスの前を通過することで捕まえられやすいが自分(エントラする人)にディフェンス意識を向けさせ、他のプレイを選択させる時間を作ることができる動き方。
一方、背後を取ることによって自分(エントラする人)への意識を失わさせ、消えたところから出ることでフリーな状況を作ることができる動き方。

「永遠のテーマ」ついに決着か?

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【意外と知らない】カウンターの基本
Olá

ビダランドISSOです。本日のトレーニングテーマは「カウンター」

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  1. カウンターを成功させるための要因
  2. 成功率UP方法
  3. トランジションとは
  4. [実例]動画で学ぶ
フットサルを競技系でもエンジョイでもプレイしていると共通してあるのがカウンターアタック。特に相手チームの方が強い場合、虎視眈々とカウンターを狙っているチームも多いのではないでしょうか。ここではフットサルのカウンター攻撃について成功率が高まるボールの運び方について解説をしていきます。

カウンター成功要因

カウンターアタックを成功させるための要因を細分化すると
(1)ボールを運ぶ選手の技術
(2)ボールを運ぶ選手のコース
(3)攻守の切り替えの動作
(4)攻守の切り替えの意識
(5)サポートに入る選手のポジショニング
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